sweetly
目を開けると、知らない匂いがした。





あぁ、私名前も何も知らない彼に付いてきて…


それで…




低血圧の頭では何も考えられない。



ただ、隣にいる彼の温もりだけがリアルに感じられた。





「おはよう。おねーさん朝弱いの?」



隣に目をやると、天使のような笑顔。



「え…天使……?」




ぷっ!あははははっ!



豪快な笑い声。



徐々に覚めていく霧。




「…ごめんなさい…。」
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