sweetly
♯2 日常の非日常。
遠くで目覚ましのアラームが鳴る。
段々覚醒していく私の耳にはっきり聞こえるようになると、
ようやく私は時計に手をかけた。
すぐに大くて暖かい手が私の手に被さる。
「おはよ、ちょこ。」
眠そうなけーちゃん。
「おはよう。」
そして、けーちゃんはベッドから起き上がった。
「…まだ6時半だし寝てれば?」
「んー…。」
そう言いながら洗面所へ行く、けーちゃんを見送って
私はキッチンに行く。
「…朝ごはん、何しよう。」