sweetly
「…千代子さん…?」



その声にビクッと反応する私の肩。

振り向けない。


「今日は会社の飲み会のはずじゃ…。」


そう続ける彼に


「お姉ちゃん。」


と一言けーちゃんが言う。

「会社の人?」



どうしていいのかわからず、けーちゃんの意図も見えない。

コクリと頷く私。


「弟さん?…千代子さん、弟なんていたっけ?」


「あ、どうもいとこの如月啓佑です。」


「あぁ!いとこか!」



二人は何だか黙りこむ私を放置して盛り上がってる。



…けーちゃん?




「てわけだから、お姉ちゃん3人でご飯行こう!」








…へっ?!




見つめる私とニコニコ天使。


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