sweetly





ーーーーーーー………




「啓祐~!」

何気なく聞こえてきた愛しい人と同じ名前。



「啓祐~、歩くの速いよ~!」


「ん?ごめんな?」


聞き覚えのある声にふと視線を向けると…




よく知っているフワフワの笑顔。




「ん。」

優しい笑顔で手を差し出す男の子。

表情はわからないけれど、とても嬉しそうに差し出された手を握る女の子。




それを見た瞬間、私の足は走り出してた。



脳裏に焼き付いた彼らの残像をふりはらうかのy振り払うかのように…。
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