私のナイトはやくざ
電話は数回の呼び出し音がなり、和真さんが出た。

『和真さん?私です…』

「どうした?」

『今、会社の帰りなんですけど、電車が人身事故で止まっていて、
 会社から歩いて帰ることにしました・・・』

「バカやろー。何やってんだ。今から車回すから、人が多いところで待ってろ。」

『大丈夫ですよ。今半分くらいまで帰ってきましたし・・・
 ちょうど公園の近くです。』

「こんな時間に女が一人で歩くな。」

『でも・・・きゃっ・・・・』



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