私のナイトはやくざ
お母さんから和真さんの昔の事を聞いた。


幼いころは親がやくざだと言われていじめられたりしていたらしい

それでも、それを小さい体で受け止め、立ち向かっていたと言う。


それが高校に入ると、いつしか暴走族という形になった。

和真さんの統率力は目を見張るものがあったようで、

気がついた時にはトップになっていた。


和真さんという人間にあこがれ、そこに入ってきた人少なくない。

親に虐待を受けていた人や、もともと親がいない人･･･

いろいろな事情を抱えている人間を和真さんは大切にしたそうだ。


そんな彼にみんがついて行ったんだろうと考えずとも分かった。


そして、高校を卒業と共に引退。

その後は大学へ進み経営を学んだらしい。


今の社長の肩書がある会社は和真さんの御父さんの関係の会社ではなく、

和真さんが自ら興した会社とのことで･･･

組は関係していないとのこと。


そして、その会社で昔の仲間が働いているらしい。


今の世の中、不景気で暴走族をして高校もまともに出ていない人間に風当たりは厳しいだろう。

それを考えてか･･･和真さんは仲間を適材適所に配置したそうだ。
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