私のナイトはやくざ
「真由美さん・・・これだけは聞いてちょうだい。



 和真はうちの人の跡をついて高籐組組長になる。

 それが、どういうことか分かる?

 高籐が悪いことをしていなとは言わないけど…

 命を落とすことも、服役することになることも考えられる。

 それでも、真由美さんは私の娘に変わりないから・・・

 和真を抜きにしても、あなたは私の娘だから・・・永遠に。

 それだけは肝に銘じておいてちょうだい。

 私はあなたの義理の母親だけど、本当の母親になるから・・・」



なんて暖かい言葉なんだろう…


私の目からは涙があふれてきた…


拭っても拭っても止まらない・・・


私の様な子にそんなに大切な暖かい言葉をくれるこの人を・・・

和真さんの母と言うだけではなく・・・

私の母として慕っていきたい。

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