私のナイトはやくざ
「なに、真由を泣かせてんだよ。
 真由・・・何かされたのか?

 お袋でも真由を泣かせる奴は容赦しねー」


『ちっ違うの・・・お母さんが私を娘だって・・・
 そう言ってくれて・・・

 和真さん・・・ありがとう。
 私に家族をくれて・・・』


「んだよ。こんなのでよかったら、もっと早く合わせてやりゃーよかったな。」

そう言って、私の頭をなでてくれた。


そして・・・


「和真・・・お前、俺の女になんて口きいてんだ?こらぁー。」

そう言って、入ってきたのは御父さん。


「親父、いい加減大人になれ。てめーの惚れた女だろうけどなぁー
 俺のお袋なんだよ。」


御父さんとお母さんは今でも仲良しで、愛し合っているのが分かる。


私もこんな夫婦になりたいと願ってしまう。




「真由…俺はあいつら以上にお前を大事にするから…
 俺について来い・・・・なっ。」


そういうと、和真さんは私を抱きしめてくれた。


「バカ息子が…私の可愛い娘になにするんだい!!」


「真由は俺の女だ、おめーうるせー…」


「俺の女に向かって、どの口が言ってんだ?」


御父さんとお母さんと和真さんの口論?はこの後も続いた。
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