【短編】『Sweet Dentist番外編』Anniversary
「好きな人がいるんじゃないかな?
どう見てもあなたの胸には、誰かが住んでいるみたいだけれど…?」

あたしは何も言えずに安原さんから視線を外した。

「クスッ、素直な人だね?
何で置手紙なんてしてきたの?」

驚いて弾かれたように顔を上げる。手紙?何でこの人がそんなことを?

「俺、魔法使いなんだよね?
幸せになりたいと願う人には魔法で願いを叶えてあげることが出来る。」

……は?


「君が悩んでいるのは、何年も付き合っているのになかなか結婚を切り出さない恋人の事だろう?」

あまりの驚きに声もでない。

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