【短編】『Sweet Dentist番外編』Anniversary
そこまで分かっていて何で気付かないのよ。
この男の鈍感さっていったら、きっと恐竜並みだろう。
「ねえ?恐竜ってサ、足を踏まれても感じるまでにすんんんんごく時間がかかったんだって。
体のわりに神経系が発達してなかったみたいでさ、脳に痛みが到達するまで時間がかかったらしいよ。」
「ふうん。だから?」
「…べっつにぃ。思い出しただけ」
あんたの事言ってんのよ。
そう心で毒づきながらシャワー浴びてくる。と部屋を出る。
あのまま部屋に居たら泣いてしまいそうだった。
この男の鈍感さっていったら、きっと恐竜並みだろう。
「ねえ?恐竜ってサ、足を踏まれても感じるまでにすんんんんごく時間がかかったんだって。
体のわりに神経系が発達してなかったみたいでさ、脳に痛みが到達するまで時間がかかったらしいよ。」
「ふうん。だから?」
「…べっつにぃ。思い出しただけ」
あんたの事言ってんのよ。
そう心で毒づきながらシャワー浴びてくる。と部屋を出る。
あのまま部屋に居たら泣いてしまいそうだった。