死神と私
「い…今…なんて?」
何?今の言葉?
何なの?眠すぎてよく聞き取れなかった…。
「だから・・・・此処の家は…もうじき呪われるんだ…」
此処の家は…もうじき呪われる?
じゃあ…どうすればいいの?
水香は頭を抑えて考える。
呪われる?じゃあこの出来事はあの夢の通りに…なるのか?
「明日までにこの家を出て行ったほうがいい,引越しがお勧めだ…東京の高層ビルのマンションに住め」
東京の…高層…ビル・・・・・。
「勿論引っ越す!兄貴たちに言わなきゃ」
「いや、平気だ。もうボスのシナリオ通りに水香たちは東京の田中コーポレーションの高層ビルマンション50階建ての所に引越しの手続きは済んである」
「早! ってか普通ソレ話の最初に言うもんだろフツー!?」
あ・・・・。
「やっぱり…水香ってツンデレ…」
「…フンッ!関係ないっしょ!」
バカバカバカ!めちゃくちゃあるし!
もう…無愛想にとりすましているさままでまだいってないのにぃー。
あぁー眠い。
欠伸をして和也にオヤスミを言うとすぐに毛布を手にとって寝る。
「10時になったら起こすよ」
「うん・・・」
とてつもなく強烈な睡魔に襲われ,すぐに就寝した水香であった。