ラブ・ストーリー~可愛くない女~
『この人はあなたと住む世界が違うんだから。』


『いつまでも一緒にはいられないのよ?』


‥その冷静な言葉を受け止めたくなくて‥。


正直の背中にしがみつく手に自然と力が入って‥。


私はギュッと目を閉じたまま、思考回路を止めて。


絡み合う快楽に溺れていった。


でもそこは‥甘くて溶けちゃいそうなのに、先が見えない暗闇みたいだった。


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