ラブ・ストーリー~可愛くない女~
「‥はい、もしもし。」


「あ!みゆき先生!?すみません、至急保育園に来て頂けませんか!?事情は着いたら説明しますから!」


近くに誰かいるのか、勢いはあるけれどもヒソヒソと話す綾乃先生は、それだけ言ってがチャッと電話を切ってしまった。


‥何だろう‥私のクラスで何か問題があったのか‥?


私はいつものように髪を束ねるのも忘れるくらい、急いで着替えて外に飛び出した。


保育園に向かっている最中に正直に電話をしてみたけど、彼も出ない。


一体何が起きたの‥?


ドキドキドキと嫌な鼓動だけが鳴り響いた。

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