ラブ・ストーリー~可愛くない女~
「はぁ‥はぁ‥」


息が苦しい‥。


朝から走ってばかりだ。


何度も躓いて転びそうになりながらたどり着いたのは‥私と正直にとって、かけがえのない大切な場所。


私は息を落ち着かせながら扉を開けた。


「あ、みゆきさん。いらっしゃいませ。」


「こ‥うすけ‥さん‥。」
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