ラブ・ストーリー~可愛くない女~

◇孤独なシンデレラ

◇◇◇◇◇


「はぁ‥。」


今日でちょうど1ヶ月。


私は一人、夜景と時計を交互に見ながら、ため息をついていた。


目の前にはオシャレなカクテル。


ここは‥もう二度と来ることはないと思っていた、高級ホテルの最上階のBAR。


ー 父の経営しているホテルで、よく仕事の打ち合わせに使っていたんです ー


正直の言葉を思い出して、私は毎日通っていた。
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