ラブ・ストーリー~可愛くない女~
「‥‥大丈夫?‥みゆきちゃん?」


遠くから呼ぶ声がする。


‥誰だろう‥優しい声。


「‥まさ‥な‥お?」


重い瞼の先に見えたのは、正直ではなくて秀人だった。


甘くてフワフワした空間に浮かんでいた私は、秀人と目があって、スッと現実に戻された。


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