ラブ・ストーリー~可愛くない女~
「ん‥?ここ、どこ?」


私はいつの間にか車の助手席に座っていて。


目の前には私のアパートの近くの公園が見えた。


「俺の車の中だよ。みゆきちゃんを心配した康介から電話もらって迎えに来た。」


「‥迷惑掛けて、ごめんなさい。」


私が謝ると、秀人は「みゆきちゃんのためなら構わないよ」と微笑んだ。


「一体どうしたの?今日はみゆきちゃん‥良いことあったんじゃないの?」


秀人が不思議そうに私を覗き込んだ。


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