ねぇ?先生

休日


 「休日」

いまは梅雨

湿気がすごい

そしてとても暑い

今日は部活もoffなので図書館に来てた。

私の好きな作家が新しい本を出した

という話を聞いて来たんだ。

「とっ届かないな・・・。」

その本は一番上にあって

身長が小さい私は

尚更無理だ。

「これでいいやろな?」

せいくん・・・?

「ありがとっ!」

せいくんだ。

偶然だな。

「千優梨もこの作家好きなん?」

「うんっ!大好き
 なんか不思議な話で
 飲み込まれるような感じなんだよね!
 せいくんも好きなの?」

「好きやな。
 千優梨と同じ思いやで」

せいくんと同じ作家が好きなんて

私たちって運命なんだよね?

「なぁ千優梨
 オレらって会うことが奇跡なん?
 いつも偶然に会ってるから
 運命じゃないんかな?」

「せいくん!私もイマそう思ってたんだ」

意気投合するから

いいんだよね

自然に会話できることがこんなに嬉しいなんて・・・。
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