ねぇ？先生

「椿さん・・・じゃなくて千優梨ちゃん。
　自分からいっぱい言ったくせにごめんね。
　ほんとは千優梨ちゃんとこ嫌いじゃないし・・・
　あの言葉本心じゃないんだ。
　ただ・・・嫉妬してただけなんだ」

汐李ちゃん・・・

「私は、汐李ちゃんとこ嫌いじゃないよ。
　安崎君とこ好きなんだよね？
　嫉妬して当たり前じゃん。
　私こそごめんね。」

汐李ちゃん今にも泣き出しそうだよ。

「あ・・ありがとう」

そして泣いちゃったんだ。

「うっ・・・ひっく・・・」

「泣かないで。」

うんと頷いて準備を始めた。

「ちーゆーり！準備完了！
　行こっ！」

「いこいこ！
　汐李ちゃんばいばい！」

片手をひらひらとさせた

「ばいばーい！」

また笑顔が戻った。


「期末テスト」