Dreamers-夢物語-


頭の中が整理出来ず、ずっと寝ていた。
目を覚ました俺は、携帯を手探しで探し出し時間を確認しようとした。
携帯のカレンダーを見ると、あの夜から2日経っていたことに気づく。
しかも今夕方4時。
起き上がると、着替えてないことにも気づく。
それだけ狂ってたみたいだ。
とりあえず俺は風呂に入り、着替えた。
再度携帯を見ると、士からメール20件、着信10件。
…2日も学校無断で休んだんだもんな。
そりゃ心配するよな。
はぁ…と深い溜め息が出た。
そのときだった。


ピーンポーン、ピーンポーン…


インターホンが鳴ったのは。
リビングに確認しに行くと、やはり士。


「…どうぞ」


ボソッと話し、マンション入り口のドアを開けた。
それから1分足らずで、士が凄い顔して家に飛んできたんだ。

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