Dreamers-夢物語-
母さんの仕事なくて、家にいるときに俺は言ったんだ。
保育士になりたいんだ!って。
そしたら母さん少し怒ってさ。
子供になんかあったら自分のせいにされんのよ!とか簡単に考えてるだけでしょ?とか就職率が悪いからダメだとか。
結構バッシングされた。
もちろん、父親には母親が話したらしく、知った父親は、俺に怒鳴った。
もっといいとこに就くことを考えろと。
あの時期は両親共にピリピリしてたし、タイミング悪かったと思った。流石に。
でも、諦めずに両親に説得を求めた。
どんなに、バッシングされようが。
どんなに、怒鳴られたって。
どんなに、叩かれたって。
俺は自分の意志を貫こうとした。
小さい頃から両親には、絶対に我が儘を行ったことはないし、ねだったりしてない。
もちろん、あーしたいこーしたいとかそういうのも。
我慢してればいいと考えてたから。
「俺は本気で考えてるんだ!」
「お前はな、将来父さんの跡をつぐんだ!そんな保育士など許すものか!!」