僕のとなり。

 私たちはそれから近くのレストランでご飯を食べ、公園で話したり、自分の小学校に行ったり…。

 すごくすごくたのしくて…この時間が本当に終わらなければいいと思った。

 
 でも、時が過ぎるのは本当にあっという間。特に好きな人と楽しんでいたら一瞬のよう。

 
  「もう暗くなってきたな…」

  『そうだね…帰ろうか…』

  「家まで送るよ。」

  『あ…いいよ!すぐそこだし!今日は本当に楽しかった!ありがとう!また誘ってね?』

  「もちッ!新しいお前が見えてよかった!」

  『ちゃんと…名前で呼んでよ。」

  小さい声で言った。でもちゃんと聞こえてた。

  「桃李…」

  そう言いながら私たちは、唇を重ねた。

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