夢の外へ
この3日間、ご飯はおろか睡眠もとっていない。
栄養ドリンクは1日1本飲んでるけど、それだけで空腹が満たされる訳じゃない。
眠気が吹き飛ぶ訳じゃない。
「私のせいで、千景が刺された…。
本当は私が刺されるべきなのに千景が身代わりになって…」
「明日香、もうやめて!
自分を責めないで!」
杏樹が顔を覗き込んで諭すように言う。
「でも…」
「わかったから、まずは先にご飯食べなきゃ。
本当に明日香の…」
そう言った杏樹をさえぎるように、
「杏樹」
杏樹の旦那さんが病室に顔を出した。
栄養ドリンクは1日1本飲んでるけど、それだけで空腹が満たされる訳じゃない。
眠気が吹き飛ぶ訳じゃない。
「私のせいで、千景が刺された…。
本当は私が刺されるべきなのに千景が身代わりになって…」
「明日香、もうやめて!
自分を責めないで!」
杏樹が顔を覗き込んで諭すように言う。
「でも…」
「わかったから、まずは先にご飯食べなきゃ。
本当に明日香の…」
そう言った杏樹をさえぎるように、
「杏樹」
杏樹の旦那さんが病室に顔を出した。