夢の外へ
「自分を責めるな。
俺がやったことだから」
「でも…」
言いかけた私を千景はさえぎった。
「さっき、片桐医師から聞いた。
お前、俺が眠ってる間ずーっとそばにいたんだってな?」
「…うん」
「3日3晩、飯も食べずにそのうえ睡眠もとらないで」
「…うん」
「で倒れて、そのまま入院。
2日間眠り込んでたって」
コクコクと、何度も首を縦に振ってうなずいた。
千景は息を吐いた。
「ごめんなさい…」
「謝るな、それ以前に自分を責めるな」
「だって…」
ポタポタと、涙がこぼれ落ちる。
言いたいことはある。
たくさんある。
でも、涙が邪魔をする。
だから、何も言えない。
俺がやったことだから」
「でも…」
言いかけた私を千景はさえぎった。
「さっき、片桐医師から聞いた。
お前、俺が眠ってる間ずーっとそばにいたんだってな?」
「…うん」
「3日3晩、飯も食べずにそのうえ睡眠もとらないで」
「…うん」
「で倒れて、そのまま入院。
2日間眠り込んでたって」
コクコクと、何度も首を縦に振ってうなずいた。
千景は息を吐いた。
「ごめんなさい…」
「謝るな、それ以前に自分を責めるな」
「だって…」
ポタポタと、涙がこぼれ落ちる。
言いたいことはある。
たくさんある。
でも、涙が邪魔をする。
だから、何も言えない。