夢の外へ
引きつっているその笑顔を見ながら、私は息を吐いた。

「私、ジョーダンは友達にしか言わないって決めてるの。

頭の悪いあんたに言ったって仕方がないって思ってるから」

「じゃあ…」

「本当」

タカマサが何か言いかけたところをさえぎった。

「まあ、お互い楽しかったからそれでいいんじゃない?

じゃ…」

「俺が何したの!?」

さようならと言いかけたところをタカマサが止めた。

「はあっ?」

私は呆れたと言うように返した。

何なの、こいつ。

別れを告げたのに悪あがき?
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