夢の外へ
そう思っても、スマートフォンは震えている一方だ。

「もう!」

一体誰なのかしら!?

ちょっと文句を言ってやろうと思い、震えているスマートフォンに手を伸ばした。

「もしもし?」

ガチャッ

電話に出たとたん、すぐに切れた。

はあーっ!?

私はスマートフォンのディスプレイに視線を向けた。

「ムカつく!

出るんじゃなかった!」

ムカついてベッドにスマートフォンをたたきつけた。

ヤな感じ!

せっかくのいい気分が超台無しだ。
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