夢の外へ
「ちょっと、何の用よ!?」

何で別れたタカマサがここにいるのか、意味が全くわからない。

「あれじゃ、納得できない。

いきなり結婚するから別れてくれなんて言われて、俺全然納得できないよ」

「はあっ?」

私は聞き返した。

「納得できないって、私はそのまんまの意味で言ったんだけど?」

私はタカマサに説教するように言った。

こいつ、年収と人間としての器だけじゃなくて頭のレベルも低いの?

自分がこんなヤツと今の今までつきあっていたのかと思うと吐き気がした。
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