夢の外へ
「ウザいって言ってんのが聞こえないの!?」

私の怒鳴り声に、タカマサの躰がビクッと震えた。

「じゃあ、はっきりとあんたの悪いところを全部言ってやるわ!

年収が350万円ととても低過ぎる!

人間としての器もとても低過ぎる!

IQ値もとても低過ぎる!

おまけにウザくて、気に入らないから別れるですって!?

いい加減にしてちょうだいよ!

あんたこそ、ジョーダンを言わないでちょうだいよ!」

怒鳴り終えたとたん、タカマサの躰がワナワナと震えていることに気がついた。
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