夢の外へ
千景と一緒にマンションを出た。
「今日は何食べる?」
出たとたん、千景が聞いてきた。
1人分空いている、彼との間。
当然、手はつながない。
…だって、当たり前でしょ?
それが、私たちの間では当たり前のことなんだから。
「この間は中華だったよね?」
私がそう言ったら、
「ああ、そうだったな」
千景はうなずいた。
こんなにも近くにいるはずなのに、すごく遠くに感じる千景との距離は気にしないことにした。
「今日は何食べる?」
出たとたん、千景が聞いてきた。
1人分空いている、彼との間。
当然、手はつながない。
…だって、当たり前でしょ?
それが、私たちの間では当たり前のことなんだから。
「この間は中華だったよね?」
私がそう言ったら、
「ああ、そうだったな」
千景はうなずいた。
こんなにも近くにいるはずなのに、すごく遠くに感じる千景との距離は気にしないことにした。