君と私のsubtext
「…普通」


「普通なんだ」


「そう、可もなし不可もなし」


「適当に暇で、適当に忙しい?」


「そう」




ささやかな風が通り過ぎる。


暑い夏を、涼しくする夜の風。

合宿所を出た瞬間は、とても心地よかった。











なのに、何でだろう?







もう、涼しさを覚えない。
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