君と私のsubtext
「はい、佐伯ちゃん。緑茶」
「どうも」
頭をさげて受け取る。
温かいお茶は、とてもありがたい。
が、さっさと出て行きたい。
ここにいれば、必ず始まる。
「さっきのメールの返事なんだけどさー」
「岸君、なんて?」
あいつの話。
この二人といると、や、どっちかだけでも、始まる確率百パーセント。
「水着は白とか青系がすきなんだってぇ」
「割と正統派な感じ?」
「でも、ワンピース型もけっこう好きだって」
「やー、どうしよう。私、ピンクとか赤系しか持ってない」
「靖代のイメージそんな感じだもんね。どうする??今度買いに行く??」
後輩の前でそういう話、しないでほしい。
きっとゆうなら喜んで便乗するだろう。あの子もあいつ好きだし。
でも、サークルの女子がみんなあいつが好きだと思って普通にそういう話するの、本気でやめてほしい。
私は、もう――。
「どうも」
頭をさげて受け取る。
温かいお茶は、とてもありがたい。
が、さっさと出て行きたい。
ここにいれば、必ず始まる。
「さっきのメールの返事なんだけどさー」
「岸君、なんて?」
あいつの話。
この二人といると、や、どっちかだけでも、始まる確率百パーセント。
「水着は白とか青系がすきなんだってぇ」
「割と正統派な感じ?」
「でも、ワンピース型もけっこう好きだって」
「やー、どうしよう。私、ピンクとか赤系しか持ってない」
「靖代のイメージそんな感じだもんね。どうする??今度買いに行く??」
後輩の前でそういう話、しないでほしい。
きっとゆうなら喜んで便乗するだろう。あの子もあいつ好きだし。
でも、サークルの女子がみんなあいつが好きだと思って普通にそういう話するの、本気でやめてほしい。
私は、もう――。