キミが望むのなら
こんな恋をあたしがするなんて……
もっと恋って、楽しいのかと思ってた。
でも、苦しいけど悠君のことを考えると、幸せな気持ちになる。
悠君が幸せなら、あたしも幸せ……
って///
自分で言ってて、凄く恥ずかしい///
「はぁ―……本当に、どうしよう」
「何が?」
「……え?」
突然返ってきた答えに、後ろを振り向く。
「っ!!」
「よぉ、久しぶり。桃香」
な……なんで……
ガクガクと震えだす体。
まるで何かに取りつかれたように、足がその場から動かなくなる。
「あっ……なんで……篤志が……」
「なんでって?会いたいから、会いに来たに決まってるじゃん」
そんなこと言われても、全然嬉しくない。