キミが望むのなら


こんな恋をあたしがするなんて……


もっと恋って、楽しいのかと思ってた。


でも、苦しいけど悠君のことを考えると、幸せな気持ちになる。


悠君が幸せなら、あたしも幸せ……


って///



自分で言ってて、凄く恥ずかしい///


「はぁ―……本当に、どうしよう」


「何が?」


「……え?」


突然返ってきた答えに、後ろを振り向く。


「っ!!」


「よぉ、久しぶり。桃香」


な……なんで……



ガクガクと震えだす体。



まるで何かに取りつかれたように、足がその場から動かなくなる。



「あっ……なんで……篤志が……」


「なんでって?会いたいから、会いに来たに決まってるじゃん」



そんなこと言われても、全然嬉しくない。






< 140 / 325 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop