キミが望むのなら


前よりは一緒に居れるけど、ほとんど話す時間もない。


クタクタになっている悠君を見たら、あの公園で会うのも控えるしかなかった。


「それより、悠君は大丈夫?」


「え?」


「凄く疲れた目をしてる。夜遅くまで次の日のチェックとかに追われてるんでしょ?」


「あ―……でも4代目を目指すならこれくらい覚悟してたから」



だからって……


「悠君が倒れるんじゃないかって心配だよ……」


何より自分の体を一番に考えてほしい。


女将にもそう言ったように……



「じゃあ充電する」


「え?」


――ギュウ


「っ///ゆ、悠君っ///」


付き合って変わったこと。


というより、分かったこと……



「桃香切れになりそう」


悠君は、とても甘い。




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