キミが望むのなら
「お腹の子、男の子かな?女の子かな?」
「ん~、どうだろ?どちらにしても、産まれるまで聞かないつもりだしぃ~~」
産まれてから性別を知るのも楽しいし♪
「まぁ、どちらにしても俺と美樹の子だから可愛いだろうな♪」
信二君、もうすでに親バカだ。
「俺さ、まさか美樹と結婚まで行くと思わなかったよ」
「えぇ~~何よぉ!それぇ~~」
「でも美樹もそう思ってただろ?美樹と出逢った時は美樹は黒い噂がたくさんあったからな~~」
「う……」
ニヤリと笑う信二君。
そう。その時のあたしは、確かに噂だらけだった。
しかもほとんど事実だったし……
「でもさ、今は俺一筋だもんな♪」
「っ///」
信二君に出逢って、本当の恋を知った。
本当に好きだと思った。
一生、この人と居たいと思った……