キミが望むのなら


悠君は気にしなくていいって言ってくれたけど、やっぱり結婚するなら、みんなに祝福されて結婚したい……



「な、同棲しようよ」


「で、でも……あたしこっちでアパート契約してるし……」


最低でも半年……


いや、1年はそこに住もうかと……


「じゃあ契約が切れたらでいいからさ」


「そ、それは……」


「……いやか?」


「あの……いやっていうか……」


同棲ってことは悠君と一緒にいれる時間が増えるってこと。


好きな人と一緒に居れるって言うのは、とでも幸せなことだし、嫌じゃない……



でもさ……


「いや……なのか」


「ち、違うっ!!」


「いや、俺も無理強いしてごめん」


ベンチから立ち上がった悠君。


ちがっ……


違うのにっ!!


「悠君!違うの!!同棲したくないわけじゃないの!!」


「いいよ。桃香。俺も焦せりすぎたし……」


「あたし!パジャマ可愛くないっ!!」




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