キミが望むのなら
「俺がそんなことで桃香を嫌うと思う?」
「……ゆ……くん」
あたしの頭を撫でながら、視線をあたしに合わせるように屈む。
「色んな桃香を見れるって凄く嬉しいし」
「……」
「それにさ……」
……え?
なに……?
まだ頭に手を置いたまま、あたしにニッコリと微笑みかけてくる。
「ずっと桃香と同じベットで朝を迎えらえるって、幸せじゃない?」
「っ……///そ、それって……」
「あっ、頬が赤いね。何考えてんの~~?」
「っ///」
ニヤリと笑みを見せる悠君に、あたしの体はもう沸騰しそうな勢いだ。
「だっ、だって悠君が同じベットって言うから……///」
「それがどうしたの?俺はただ、一緒に寝ようって言っただけだよ?」
「っ~~」
「あっ、でも。寝るだけじゃすまないのも事実だけどねっ♪」
「なっ///」