キミが望むのなら
一緒に住むのもいいかな……?
ってほんの少し思ったけど……
「絶対一緒になんか住まないっ!!」
恥ずかしくて、もう顔なんか見れないよっ!!
その場から逃げようと足を進めた。
「ちょっ!!桃香っ!!」
歩き出したあたしの後を、焦ったように追ってくる。
「ごめん。やりすぎた……」
「……」
「本当にごめん……」
「……」
「なぁ、桃香……何か言って……」
「……1年後なら」
「……え?」
パッと後ろを振り向く。
「1年後なら考えてあげてもいいっ!!……よ?」
「っ!!ほんとっ!?」
「……ほんと」
――ギュッ
「約束な。1年後絶対な」
考えてると言っただけなのに、もう一緒に住むような程に喜ぶ。
そんな悠君が少し可愛く見えて……
1年後の約束を、前向きに考えてみようと思った―……
~AmaAmaDays*End~