キミが望むのなら


それにこれは美樹の応援するためだし。


普通に帰りに篤志のアパートに寄れば、大丈夫だよね……?



「篤志君とは最近……」


「美樹、待ち合わせ時間大丈夫なの?」


「あっ!!そうだったぁ!!」


時間を見て焦りだす美樹。


――ホッ


篤志の話はしたくない。


美樹にこんなこと話せない……



「ほら~、桃香行こぉ~~」


「はいはい」


大丈夫。


大丈夫。


そう心に言い聞かせて、美樹の家を出た。



< 69 / 325 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop