誰よりもキミを〜愉快な澤田家のおはなし〜
さかのぼること数時間前
遅刻確定の俺はだらだらと通学路を歩く
どうせ授業受けたってなにも変わんないし
部活できればいいや…
歩いている途中に見覚えのあるやつがいる
あいつしかいないだろ
俺の学校の制服だもん
思いっきり着崩して
髪は明るいし
あっちも俺に気づいたのか俺を待っていた
「来冬も遅刻なの??」
じゃぁおまえもかよ…
「わりぃかよ…
おまえは??サボリ??」