誰よりもキミを〜愉快な澤田家のおはなし〜




「一番センター澤田君」


一球目ボール

そして二球目


―――――――カキーン

左中間を真っ二つ



少しボールの処理にもたつくセンター


「うそ………」


来登は三塁を蹴った



中継の星飛がボールを投げる


静まり返る球場


「セーフ!!」


「あ〜」


がっかりする工業と喜ぶ学院



「まさかほんとにやらかすとは…

何考えてるんだよあいつら!!」



ほんとだよ


星飛と来登だけの試合じゃないんだから!!





< 351 / 410 >

この作品をシェア

pagetop