囚われ姫~星屑は寵姫となりて蝶姫となる~
センニチソウ
「で、この娘が夕俟の妻か?」
「ええ。扇と玲美ちゃんの娘、宮星刹那ちゃんよ」
神崎さんのそれより低く威厳ある声音は、丹姱さんに向けられていた。
堕落の音色を響かせて。
「俺は神崎隆史[カンザキタカフミ]、そこの馬鹿息子の父親だ。よろしくな、刹那」
「宮星刹那です。よろしくお願いします」
威厳ある声音とは裏腹に、隆史さんの顔は優しさに満ていた。
「ええ。扇と玲美ちゃんの娘、宮星刹那ちゃんよ」
神崎さんのそれより低く威厳ある声音は、丹姱さんに向けられていた。
堕落の音色を響かせて。
「俺は神崎隆史[カンザキタカフミ]、そこの馬鹿息子の父親だ。よろしくな、刹那」
「宮星刹那です。よろしくお願いします」
威厳ある声音とは裏腹に、隆史さんの顔は優しさに満ていた。