プライマリーキス 番外編&溺愛シリーズ

「もっと、おねだりしてごらん」
「………」

「ほら、言って」
「……して?」

 どうにか出て行った言葉に、ようやく満足したみたいだ。

「うん。やっぱりイイな」
「バカ。もう言わない」
「僕も美羽が欲しい。もっと……ずっと奥まで」

「うん……」

「でも、それを考えてするんじゃないんだ。君が愛しくてたまらなくて、誰の隙間も入れたくないぐらい。束縛したくて……そうして自然と……それでいいんじゃない?」

 彼は私を抱いてベッドに下ろして、シャツを脱いだ。
 つづきの愛撫で昇りつめたあと、彼は避妊具をつけなかった。

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