プライマリーキス 番外編&溺愛シリーズ
月明かりが綺麗な露天風呂の湯の中に花びらが浮かんでいる。先月は花菖蒲だったそうで、今日は薔薇の花びらだそう。赤、朱、薄紅、白、黄、色鮮やかに揺らめいていた。
周りは灯りがついた庭園で、心地良い風に吹かれて気分も上々だった。
「なんだか幸せの御裾分けもらった気分。凪沙ちゃん、すごく可愛かったなぁ」
可愛らしいピンクの花びらを指でつまんで、肩まで浸かると、続いて潤哉さんが後ろから入ってきた。
「そのうち、ベビーシッターを頼まれるかもしれない、君が」
からかうように潤也さんが言う。
「ええ? ありえそう……でも、さっきの可愛い顔みちゃったら、いいなって思えちゃいます。子育ては大変そうだけど……」
「その前に、僕との子が出来るようにしようか?」
振り返ると、潤哉さんが優しく見つめていてドキっとした。
「……もう一度、君とこうしていられるなんて。あの晩をやり直すような気がしてるよ」
後ろから抱きしめられて、心臓の音がゆっくり駆け足になっていく。
周りは灯りがついた庭園で、心地良い風に吹かれて気分も上々だった。
「なんだか幸せの御裾分けもらった気分。凪沙ちゃん、すごく可愛かったなぁ」
可愛らしいピンクの花びらを指でつまんで、肩まで浸かると、続いて潤哉さんが後ろから入ってきた。
「そのうち、ベビーシッターを頼まれるかもしれない、君が」
からかうように潤也さんが言う。
「ええ? ありえそう……でも、さっきの可愛い顔みちゃったら、いいなって思えちゃいます。子育ては大変そうだけど……」
「その前に、僕との子が出来るようにしようか?」
振り返ると、潤哉さんが優しく見つめていてドキっとした。
「……もう一度、君とこうしていられるなんて。あの晩をやり直すような気がしてるよ」
後ろから抱きしめられて、心臓の音がゆっくり駆け足になっていく。