プライマリーキス 番外編&溺愛シリーズ
「申し訳ありません。すぐに……大丈夫でしたか?」
「いいよ。君はへいき?」
手の甲を引っ張られて、そこへくちづけをされる。ふいっと悪戯に見つめられてドキンとした。
「だ、大丈夫です。早くしないと……会議が」
「そうだね。手伝うよ」
「いいです。そんなことさせられません。私がしますから」
「真っ赤な顔して。もしかして感じちゃったのかな。震えてるよ」
くすくすと笑われて、ますます熱くなるばかり。
なんだか不安定になってしまう。市ヶ谷副社長は……掴みどころがないばかりか、構えてもそうでなくてもすっと入り込んできてしまうタイプだ。
いろんなところを見透かされているみたいで居心地が悪い。
浮気心なんてないのに、なんだかイヤだ……。
明日の接待に同行するのが今から不安になってしまった。
「いいよ。君はへいき?」
手の甲を引っ張られて、そこへくちづけをされる。ふいっと悪戯に見つめられてドキンとした。
「だ、大丈夫です。早くしないと……会議が」
「そうだね。手伝うよ」
「いいです。そんなことさせられません。私がしますから」
「真っ赤な顔して。もしかして感じちゃったのかな。震えてるよ」
くすくすと笑われて、ますます熱くなるばかり。
なんだか不安定になってしまう。市ヶ谷副社長は……掴みどころがないばかりか、構えてもそうでなくてもすっと入り込んできてしまうタイプだ。
いろんなところを見透かされているみたいで居心地が悪い。
浮気心なんてないのに、なんだかイヤだ……。
明日の接待に同行するのが今から不安になってしまった。