体育倉庫で・・・



「でも、駿河さんが、お前、気ぃ負いすぎだって言ってくれたんだよ。・・・・中2の時かな。

しかも、俺、調子悪い日とそうじゃない日があるじゃん。それも、気を負い過ぎたことが原因かもしれないって駿河さんが言ってくれて・・・・・。」





・・・・・駿河先輩が?



「お前は、思いっきりサッカーやってればいいんだって。俺、サッカーしか能がないからさ。


その時、駿河さんと約束したんだよ。いつか全国制覇しようって。」





椿君の素敵な笑顔がまた戻ってきた。














クォーターであるからか、緑がかった瞳が私をとらえる。



「椿さん。俺たちを、全国連れてって。」








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