体育倉庫で・・・
「サッカー部の顧問・・・木下先生なんだ・・・。あの、おじいちゃん先生。」
・・・・・・マジすか!!?
「つまり、、、、その先生、ただ顧問引き受けてくれてるわけで
実際は指導もなにもしてないって・・・・訳?」
うんと椿君は頷いた。
「遠征とか試合の引率とかは一応やってくれてはいるんだけど。部内で起こったもめごととかは全部生徒任せでさ・・・・・。」
椿君はそらした目をもう一度私に向けた。
「サッカー部の危機、救ってください!」
彼は机に頭がつくほど深々と頭を下げた。・・・・私が何かしたように思われるじゃない!
「わかったから!頭あげてよ!」
机からあがった顔には不敵な笑みが浮かんでいた。