体育倉庫で・・・




「え・・・・・?」


私も立ち止まって、椿君を見つめる。


「あ、あんまり見ないでよ。恥ずいから。」


さっさと歩き出す椿君。照れ隠しのために顔半分を手で覆い隠す。





「・・・・初めて見たときから、ずっと好きだった。」



椿君の緑がかった瞳に吸い込まれて、私は彼から視線をそらすことができなかった。







「わ、私も・・・好きだよ。」









そう、言うことしか頭になかった。











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