体育倉庫で・・・



私はふと椿君の方を向いた。


彼もこちらを向いていて目があった。


一瞬紅くなった椿君は、戸惑った様子だった。






・・・・フフフ。可愛いなあ。






私が笑いかけると、彼も微笑んでくれた。


ただ、それだけのことなんだけど、胸の奥がキューッと掴まれたようになって口元が緩んでしまう。













次の戦いは高総体。





さあ、戦う準備をしないとね。






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