体育倉庫で・・・



「なんか、あいつら付き合ってんのに人前では全くイチャつかないよな。ノロケとかしないわけ?」


「さあ、き・・・聞いた事ないし。」


どもってしまって、なんだか素っ気ない感じになってしまった。変な印象持たれなかったかな・・・・?



「あー、俺も彼女欲しい!!乙姫ちゃん俺の彼女にならない?」

「ハハハ。・・・・でも、先輩、カッコいいし、サッカーもうまいし・・・」


その時、先輩が私の前に立ち、視線を私に合わせるために腰を低くした。



「それって、そのまま受け取っていいの?」



ニッと子供っぽい笑みを浮かべる先輩。




「・・・・じゃあ、先輩の言葉もそのまま受け取ってもいいですか?」


先輩に便乗して聞いてみた。






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