体育倉庫で・・・
「おーい!はじめっぞ!!」
ホイッスルを持った男子がサブ組の所に来て声をかけてくれたが、まだ、ポジショニングの確認をしていた最中だった。
「まあ、いいや。お前が最初に言っていたことを実行すりゃいいんだろ。」
「でも、そんなんでいいのか?」
みんなは不安そうな表情を浮かべていた。
「ほら!早く入って!」
さっきの男子がもう一度声をあげてコート内に入るよう促す。
・・・・・・うん。大丈夫。これで、なんとかなりそう。
これが終われば、私、サッカー部のマネージャーなんか断ってやるんだから!!!
「椿さん!」
後ろから声をかけられた。